~バイク時々曇り~keBosuke blog

YAMAHA T115 HONDA SP125の整備、カスタム、ツーリング、商品レビュー、その他雑談等

【T115】ProSelectのGELバッテリー(GL-PTX5L-BS)を購入【バッテリー交換】

明けましておめでとうございます(*゚∀゚)


今年も宜しくお願い致します🐰




「年末は掃除するぞぉ!うおぉぉぉ!┗( ゚д゚ )┛」と意気込んでたのに気付いたら年が明けてました(;^o^)…




だって…ほら…掃除機無いし…(´-ω-`)








よし!今年は掃除機を買おう!

ジェルバッテリーは通常のバッテリーよりも高性能なのか?ProSelect(プロセレクト)のGL-PTX5L-BSを購入してみた

さてさて。今回はT115の新しいバッテリーを購入してみました。

購入したのはこちら。

ProSelect ジェルバッテリー(GL-PTX5L-BS)

カスタムジャパンさんが販売しているジェル(ゲル)タイプのバッテリーです(ドライバッテリーとも言います)。1年保証も付いています。

こちらはバッテリーの中身が通常の液体では無くジェル状になっています。

ジェルバッテリーは通常のバッテリーと何が違うのか?

①液漏れの心配が無い
まず第一に中身がガラス繊維状のスポンジにジェル状のバッテリー液を染み込ませた構造になっているので、持つ時に逆さまに持っても液漏れする心配がありません。又、横置きで搭載する事が可能です。

バッテリー液は強酸性で大変危険なのでそういう意味ではジェルバッテリーは安心して使う事が出来ますね。

まぁ普通の密閉式バッテリーも正しく扱えばそう簡単には漏れたりはしませんが(-ω-)


②自己放電の抑制に優れ、高寿命
そして次にジェルバッテリーは自己放電が少なく高寿命というのも大きなポイントです。

今回、僕がジェルバッテリーを購入した理由として「予備としてバッテリーをもう1つ保存しておきたい」というのがありました。

今使っている純正バッテリーは毎日乗ってるのもあってまだまだ元気ではありますが、何しろ謎の中華製なので「ある日突然逝ってしまうのではないか…?」と要らぬ心配をしてしまいます。

自己放電によるサルフェーション(放電時に電極板の周りに絶縁物質を生成する現象)の事を考えると本当なら交換時に購入した方が良いのですが、T115のバッテリーは「ケボスケちゃん。バッテリー切れちゃったからちょっとそこのホームセンターで買ってきてちょうだい(´・👄・`)」なんて調味料感覚ですぐに手に入る代物では無いので、予めストックしておこうと思った訳です。

今はサルフェーション除去機能を持ったバッテリー充電器もたくさん販売されてますしね(-ω-)

通常のバッテリーでも定期的に充電器で充電してやれば良いのですが、どうせなら頻度を少なくしたいですし、自己放電率が低いに越した事は無いので今回ジェルバッテリーを選択しました。値段もあまり変わりませんし。

ちなみにバイクのバッテリーの寿命なんですが、これは乗り方によってだいぶ変わってきます。

バイクに乗る機会が少なく、過放電(バッテリー上がり)→充電を繰り返していれば勿論駄目になるのも早いでしょうし、毎日一定以上の距離を走っていればその分長持ちするでしょう。

ただ、毎日乗っていても1~2年で駄目になったと言う人もいれば10年近く持ったという人もいるので一概には言えないと思います。使用環境や製品によっての違いというのもあるかも知れませんね。一般的には3年くらいでの交換を推奨しているようです。

まぁでも中華製はすぐ駄目になるという先入観はありますよね(; ・`ω・´)実際に使ってみるとそんな事は無かったっていう事も多々ありますが


③悪条件でも安定した性能を発揮
そして最後にジェルバッテリーは悪条件でも安定した性能を維持できるそうです。

ProSelectのジェルバッテリーは-30℃でも高い始動性!

僕の住んでる所はそこまで寒くはならないのでこれに関してはよく分かりませんが(-ω-。)




以上の3つの点が普通のバッテリーと違うところです。


という訳で早速開封しちゃいますよ(*^ω^)b

どんっ!

ジェルバッテリー「ドヤ!」


おや?下部に5.0Ah(10HR)との表記がありますね?これは何でしょう?ちなみに純正バッテリーは4.0Ah(10HR)です。

これはバッテリーの「時間率容量」というものです。

簡単に言うとそのバッテリーにはどのくらい電流を流せるか?という事です。

具体的に言うと温度25±2℃の状態で満充電にしたバッテリーの電圧が放電終止電圧(10.5V)になるまでに取り出せる電流量の事です。

上のジェルバッテリーの場合だと(10HR)が時間率になり5.0Ahが容量になります。容量の計算式は「放電電流×放電時間」なので、この場合だと0.5Aの電流を10時間流す事が出来るという事になりますね。

同じように考えると純正バッテリーの場合は0.4Aの電流を10時間流す事が出来ます。微々たるものですが容量アップという事ですねヾ(*^ω^)ノ

消費電力が変わらないのなら容量アップした所であまりメリットは無いかも知れませんが、グリップヒーター等の電装品を付けているのなら多少メリットはあるかと思います。

時間率には1時間率5時間率等もありますが、バイク用バッテリーは大体10時間率が採用されています。


今回は保存用に購入したジェルバッテリーですが、始動性に違いが出るのか興味があったので試しに一度使ってみる事にしました。

まずは純正バッテリーを外していきます。

*注意

ショートする可能性があるのでバッテリーを取り外す際は必ずマイナス端子から外して下さい。取り付ける際はプラス端子から取り付けて下さい。

バッテリーのプラスとマイナスを直接繋いでしまうと大きな電流が流れてしまいショートしてしまいます(最悪火災になる)

バッテリーの端子が繋がっている場合、バイクのフレームは回路の一部となっていてマイナスの電気が流れています。

プラスから先に外そうとすると、誤って工具をフレームに接触させた際にプラスとマイナスが繋がってしまう事になります。

マイナスを先に外す場合はプラス端子にさえ触れないようにすれば、工具を誤ってフレームに接触させたとしてもフレームとの間に電位差が無いのでショートしません。

取り付ける際もマイナス端子が外れていればフレームも回路として成立しないのでプラス端子側から取り付けます。

でもバッテリーの電気はプラスからマイナスに向かって流れているので実は常に繋がっている事になりますが、その間には電装品が介していますね。電装品には電気抵抗というものが存在するので、大電流君もマイナスに戻ってくる頃には大人しくなっているという訳です。だからショートしません。

ちなみに通常の工具に電気抵抗はほとんどありません。




2つのバッテリーを比較してみます。


さて。次に重さを量ってみましょう。


純正バッテリー

1866g


ProSelectジェルバッテリー

1786g


(*^ω^)80g軽い!

(T。´・👄・`)あらやだ昨日食べ過ぎちゃったからかしら?




次に電圧を測定してみます(外気温は5℃前後)。


純正バッテリー(充電済み)

12.69V


ProSelectジェルバッテリー

12.9V


ちなみにバッテリーの電圧は気温25℃付近が最も高くなり、そこから気温が下がる毎に電圧も低下していきます。




では、新しいバッテリーを取り付けて…

スイッチオン(  ^ω^ )/






     ヘ⌒ ⌒ ⌒ へ、
   イ ""  ⌒ ) ヾ ヾ   
  ( (  ミ ⌒ ,, ヽ )ヽ)
   (  イ  、;; ,ノ ヾ ) )
   ゞ (.  ミ  .  ノ. .ノノ...
   ::ゝ、、ゝ....'',,,,,....., , ノソ:::::






(  ^ω^ )うん。至って普通。なんかセルの勢いが良くなったような…?変わらないような…?

そんな感じです(笑)


取り敢えず純正バッテリーはまだまだ元気なのでバッテリーは純正に戻して、ジェルバッテリーちゃんにはしばらく眠っておいてもらいます。「ジェルバッテリーは一体どのくらい放置しておくと電圧が降下していくのか?」を検証したいと思います。


冬の間しばらく乗らないようならバッテリーは車体から外して室内保管がオススメです。でなければバッテリーのマイナス端子だけでも外しておきましょう。


それでは(*^ω^)ノシ