~バイク時々曇り~keBosuke blog

YAMAHA T115 HONDA SP125の整備、カスタム、ツーリング、商品レビュー、その他雑談等

【T115】O2(オキシゲン)センサーの清掃【メンテナンス】

こんばんは(=゚ω゚)ノケボスケです。


今週は気温が5~10℃くらいまで上がっているので結構暖かいですヾ(*^ω^)ノ風が強いのが玉に瑕ですが

こう暖かいとモフモフ猫さんも気持ち良くお昼寝が出来る事でしょうねぇ( ^ω^ )


土日はバイク乗りの方達もたくさん見る事が出来ました。皆さん大勢でとても楽しそうでしたね。


ふむ。良きかな良きかな(。-ω-。)

劣化すると加速不良や燃費悪化の原因に?T115 走行距離17000kmにてO2センサーを清掃

さてさて。今回はT115のO2(オキシゲン)センサーを外して見てみます。

O2センサーとは排気ガス中の酸素濃度を測る物で、インジェクション車にはほとんど付いています。

このO2センサーが、今の状態が理論空燃比(ガソリンと空気の比率)より濃いと判断した場合は薄く、理論空燃比より薄いと判断した場合は濃くするようにECUへ信号を送ります。

信号を送られたECUインジェクター(燃料噴射装置)燃料噴射時間短くしたり長くしたりする制御を行い、理論空燃比に近付けようとします。

なのでECUがある程度燃調のセッティングを勝手にしてくれるインジェクション車は、昔のキャブレター車の様にセッティングが薄すぎてエンジンが焼き付いたなんていう事は少なくなったと思います。

ちなみに同じ様な物としてA/Fセンサーという物がありますが、これはO2センサーの兄貴分のような感じだと思ってもらえればいいです。

この2つの違いは何かと言うと、より細かな制御を行えるかどうかという事です。

O2センサーは具体的にどれだけ濃いか薄いかというのを判断出来ません。なので理論空燃比まで持っていくのに少々時間が掛かってしまうんですね。


(´・ω・`)うーん。ちょっと味付けが薄いかなぁ?

(`・ω・´)よし!醤油を少し足してみよう!

(´゚ω゚`)うわ…!今度はしょっぱくなっちゃった…!水を足して少し薄めよう!

( ^~^ )うん。丁度良い感じ!

(T。・ω・)ご飯マダー?


みたいな感じです。


対してA/Fセンサーはどれくらい濃いか薄いかというのがある程度なら判断出来るので、より細かな空燃比制御が出来ます。なので瞬時に理論空燃比まで持っていく事が出来るのです。


(´■ω■`)タダイマノ水ト塩カゲン。7:3。ココデ昆布ダシヲ20g。ニンジンヲ50g切ッテ入レルトトテモデリシャスデス。

(T。=ω=)モグモグ

(T。 ゚Д゚)ウマー


みたいな感じです。




さて。T115君に付いているこのO2センサーなんですが、このセンサーは常に高温下に曝されているというとても過酷な状態にあります。

それでも寿命は割と長く、5~10年は普通に持ってしまうそうなんですが、やはり使っていると少しずつ劣化していきます。

又、車種によってはO2センサーがかぶりやすいという事があるそうで、場合によってはエンジンの不調排気ガスが臭くなるチェックランプが点灯する等という事もあるそうです。

O2センサーは基本的に再使用はしない事になっているのですが、取り扱いに注意しつつ清掃すれば普通に使えそうなので試しに取り外してみる事にしました。

※落としたり衝撃を与えたりすると中の素子が割れる可能性があるので取り扱いには注意して下さい。

(T。・👄・)配線も細いから繊細に扱ってくれなきゃヤァよ?




それでは外していきます。

O2センサーはエキパイに取り付けられている車種もありますが、T115の場合はエキパイ取り付け部分の横に取り付けられています。

17mmのスパナを使って外しますが、カプラ側が付いたままだとナットを回す時に線が捻れてしまいますので先にカプラを外しておきます。

ナットの周りに少し浮き出てる部分があるので、外す際に工具を当てたりして潰さないように注意して下さい。

外れました。

結構汚いです(;^o^)

黒いのは煤汚れで白いのは焼けてる部分ですね。ちなみにこの外側の穴が開いた物はプロテクター(カバー)で中に見えるのがセンサーのメインとなるジルコニア素子です。

パーツクリーナーを勢い良く吹いて中の汚れを落とします。プロテクターはパーツクリーナーと真鍮ブラシでゴシゴシ。中の素子は傷付けないように注意。

綺麗になりました(*^ω^)

センサー取り付け穴のネジ山もパーツクリーナーを染み込ませた綿棒で綺麗にします。

綿棒にはパーツクリーナーをヒタヒタに染み込ませて軽く押し付けながら1周回す感じで拭きます。1周拭いたら汚れていない方でまた拭きます。何回も使ったりゴシゴシ拭いたりすると毛羽立つ原因になるのでやめましょう。

両方綺麗にしたらカジリ防止の為にO2センサーのネジ山にスレッドコンパウンドを塗ります。


(T。・q・)キャラメルみたいで美味しそう

(;-ω-)食べちゃ駄目ゼッタイ!

O2センサー取り付け部は高温になりますし、センサー自体何万kmも外さないといった事がほとんどだと思うので、カジリ防止剤は塗っておいた方が良いです。

コパスリップコスパが良くて導電グリスとしても使えるのでオススメです。

O2センサーのネジ径は12mmなので、スパークプラグと同じ要領だとすると締め付けトルクは15~20N・mになります。グリスを塗った場合は適正トルクで締めると締めすぎになってしまうので、今回は10N・m程度で締めました。くれぐれも締めすぎには注意して下さい。

緩んでないかの確認の為に一応マーカーで印を付けておくと良いでしょう。


後はカプラを元に戻して終了です。


エンジンを掛けてみたところ、始動後3秒間くらいアイドリングが不安定になりましたがすぐに元に戻りました。

それから1週間走ってみましたが、今のところセンサーの緩みも無く快調です。


それではまたっ(*^ω^)ノ