~バイク時々曇り~keBosuke blog

YAMAHA T115 HONDA SP125の整備、カスタム、ツーリング、商品レビュー、その他雑談等

【T115】OBD2スキャンアプリ「Torque Lite」を使ってみた【故障診断機】

こんばんは(=゚ω゚)ノケボスケです。


土曜日は法事の為茨城まで行ってきました。

夜中の12時に出発してその日の内に帰ってきたので疲れて死んでましたよ(;´д`)

でも真夜中にドライブなんて中々無い機会だったのでちょっと楽しかったというのもあります(-ω-)

OBD2故障診断アプリ「Torque Lite」でT115を覗いてみた

さて。今回のお題はズバリ…!


「T115君を丸裸にしよう!」


です(*^ω^)b


(T;=ω=)いやそんなニコニコ顔で言わない下さい…




誤解されてしまうといけないのでどういう事か説明すると、OBD2スキャンツールという物を使って車体の状態を見てあげようという事です。

OBD(オンボードダイアグノーシス)というのはFI車には必ず付いているECUが持つ自己診断機能の事です。

配線の断線や部品(センサー等)の故障、劣化等を発見してくれて、それをメーターの警告灯(チェックランプ)でライダーに教えてくれる賢い機能なんですよ(*´・∀・)それと同時にどこが悪いかをエラーコードとして記憶してくれます。


(T。・ω・)ECUって凄いんだね。


ですが車体でエラーコードの詳細を確認出来る訳ではありません。なのでそれを確認するのにスキャンツールが必要になってくるという訳です。

今回はスキャンツールのBluetooth機能を使ってアプリと連動させる事でスマホからT115君の状態を見れるようにしたいと思います。

ちなみにOBDとは別にOBD1OBD2というものがあります。これは法規制の事なので意味が全く違います。少々ややこしいですが(-ω-)

旧OBD1はメーカー毎にエラーコードが違っていてそれぞれ独自の高価な診断機器を用意しなければいけなかったのですが、OBD2で規格を統一し互換性を持たせる事によってより簡単になりコスト削減にも繋がりました。

OBD2は世界共通の規格です。まだ完全には統一化されていないようですが。

EURO4(※)以降のバイクにはOBD2が採用されているはずです。
排ガス規制
2020年12月以降の新型車にはOBD2の搭載が義務付けられました。




それではT115君の診察の時間がやって来ましたので始めていきましょう(*^ω^)


(T*・ω・)ドキドキ


まずはスキャンツールを接続する為のコネクタを探します。


(゜Д゜≡゜Д゜)ドコカナドコカナ
※普通にサービスマニュアルに書いてます


T115の場合はバッテリーの近くにあるのでサイドカバーを外します。

д゚)ミッケ


〇の部分を押しながらカバーを引き抜きます。


6PIN仕様


はて?このコネクタ…




ホンダ用のじゃないか(´・ω・`)




(; ・`ω・´)さては貴様寝返ったなっ!?


(T。▼ω▼)私は元々ホンダ党だ




という訳でヤマハ用のは使えないのでこちらを買いました。

ホンダ用というよりどうやらISO準拠の赤色6Pカプラというやつみたいですね。

OBDアダプタが元から付いているバイクもありますがT115には付いていないのでこの変換アダプタを介します。


スキャンツールを取り付けます。


今回はタオバオで適当な安いOBD2スキャンツールを買ってみました。Amazonとかでも安いスキャンツールが手に入ります。ただアプリとの相性もあるみたいです。

取り付けると赤いランプが点灯します。この状態で今度はスマホの設定画面のデバイス接続からBluetoothをオンにします。(操作画面は機種により異なります)


すると使用可能なデバイス一覧にOBD2が表示されるので選択します。

選択するとPINコードの入力を要求されるのでここで1234と入れてOKを押します。

ペアリングされたデバイスにOBD2が表示されていれば接続成功です。スキャンツールに緑と黄色のランプが点灯します。


後はエンジンを始動してスマホのスキャンアプリを開けばT115君の診断を開始出来ます。

今回は「Torque Lite」という無料アプリを使ってみました。

エラーコードの確認チェックランプの消灯は勿論、メーターより正確な車速エンジン回転数エンジン負荷スロットル開度点火進角電圧インマニ圧等も確認出来ます。0~60mph(約100km)までのタイムアタック等も出来ます。

たまに接続が悪い時がありますが、左上にECUと接続出来ました」と出ていればOKです。出なかったらアプリを起動し直したりスキャンツールを挿し直したりすると直ります。


Torque Liteの簡単な使い方説明

これがデフォルト画面です。

横にスライドしてページの移動が出来ます。

ここに自分の表示させたいメーターを好きな位置に貼り付けられます。サイズや表示形式も変えることが出来ます。

左下の歯車マークをタップするとメインメニューが出てきます。


【エラーコードの確認】
Fault Codes...→Show logged faults

【チェックランプの消灯】
Fault Codes...→Clear logged faults(s)

「画面を追加」から表示させたい項目を選んで追加出来ます。

表示形式はダイアルグラフ式ディスプレイ式から選択出来ます。

表示形式を選択すると色々な項目が出てきますので、表示させたいものを選びます。但し車輌側に対応したセンサーが無いものは表示させても計測出来ません。



【メーターを移動させる】
移動させたいメーターを長押し→Move display

【メーターを削除する】
削除したいメーターを長押し→Delete display






試しに配置してみました。

上段は「電圧」「点火進角」
中段は「エンジン回転数」「タイムアタック
下段は「エンジン負荷」「スロットル開度」
エンジン回転数のみグラフ表示にしています。少しスロットルを開けてみたところちゃんと反映されました。

これを使えばスマホが多機能メーターに早変わりです( ´∀`)スキャンツールは運転中付けっぱなしにする必要がありますが。

チェックランプが点いた訳ではないので当たり前ですがエラーコードは特にありませんでした。

万が一点灯した時もお店に駆け込む必要が無いので、FI車に乗っている方はスキャンツールは是非持っておいた方が良いですよ(・ω・)

不具合の箇所にもよりますが、チェックランプが点いても走れなくなる訳では無いです。ただそのままにしていると部分的に制御がかかったり、時には深刻なダメージになる事もあるので早めに対策をしましょう。

国内で手に入る物だと「ELM327」という中国製のスキャンツールがよく使われているみたいですね。
※偽物もあるみたいなので注意です。






何だかおもしろくなってきたので有料版(425円)の「Torque Pro」もインストールしてしまいました。
ですがこちらは色々と項目が多すぎてまだ全然使いこなせてません(;^o^)

T115のシリンダーヘッドに付いているサーモユニットからエンジンオイル温度が計測できましたが、129℃になってました\(^o^)/

ついつい楽しくて帰宅後エンジンが冷めない内に20~30分くらいずっとアイドリングしっ放しにしてしまったからかな(;^o^)

今回はちょっと早めにオイル交換します(-ω-;)